Lil Wayne が2018年にリリースしたアルバム『Tha Carter V』のデラックス (オリジナル) 盤が今週金曜日にリリースされる可能性が浮上した。
Lil Wayne が所属する Young Money Records の CEO、Mack Maine によると、今週金曜日に『Tha Carter V』のデラックス盤がリリースされるとのこと。同デラックス盤には、2014年にレコーディングされたものの権利問題をクリアできなかった楽曲が収録予定で、ファン待望の『Tha Carter V』のオリジナルバージョンが遂にリリースされることとなる。
「薔薇は赤く、すみれは青い。君が独身だと聞いたから、デートに行こう。」とポエムが送信されたダイレクトメッセージのスクリーンショットを公開した。( Roses are red, Violets are blue というフレーズは、通常の文章をロマンチックなポエム化したい時に用いられるテンプレート表現。)
メッセージは未だに Cardi B によって開かれていないようだが、彼自身が考えるとおりアプローチが早すぎたのだろうか。
今回 Kanye West は自身の Twitter にて、世界的なスポーツブランドである PUMA を名指しで批判する内容を投稿した。
I am the head of adidas … I will bring adidas and puma back together and bring me and jay back together … all pumas designs are embarrassingly trash but I will personally design puma and adidas and make everything ok
先月末に自身初のバーチャルライブを開催し話題となった Lil Uzi Vert の SoundCloud アカウントが何者かによってハッキングされた。
ハッカーによって、ユーザーネームとプロフィール画像が変えられた後、Lil Uzi Vert の楽曲と題された低音質な音楽ファイル (Lil Uzi Vert の楽曲ではない) が多数アップロードされた。その中の1曲『Proud Of You』は、何者かが排便する音声となっており、悪質なハッキングであることが伺える。
『Ransom』のメガヒットや、先日リリースされた Internet Money によるアルバム『B4 The Storm』への参加などをきっかけとし、爆発的な人気を博すニューヨークのラッパー Lil Tecca。今回は、9月18日にデビューアルバム『Virgo World』をリリースしたばかりの彼の魅力に迫ります。
生い立ちとキャリアの開始
Lil Tecca (リル・テッカ) こと Tyler-Justin Anthony Sharpe はニューヨーク州クイーンズ出身で、ジャマイカからの移民である両親のもとに生まれました。SoundCloud 出身のラッパーを中心にもはや普通になりつつありますが、彼の特徴はなんと言ってもその若さで、2002年8月26日生まれの18歳です。
Tecca が初めてヒップホップに触れたのは、当時の友人と Xbox に付属していたマイクを使用して遊びでラップを始めた9歳の頃でした。
その頃、Tecca は NBA にてプロバスケットボール選手として活躍することを夢見ていたため、ラッパーとして音楽活動を開始するつもりは全くなかったようです。
『Ransom』のヒットから約3か月後の2020年8月には、デビューミックステープである『We Love You Tecca』をリリースします。ミックステープには Juice WRLD をゲストに招いた『Ransom』のリミックスバージョンが収録され、プロダクションには Internet Money の Nick Mira や Taz Taylor はもちろんのこと、Pi’erre Bourne や Danny Wolf、CashMoneyAP などが参加しています。
デビューアルバム『Virgo World』
デビューミックステープのリリースから一年強が経過した2020年の9月18日、Tecca はデビューアルバムである『Virgo World』をリリースしました。ゲストが Juice WRLD の一名だけだったデビューミックステープに比べ、Polo G や NAV、Lil Uzi Vert など様々な方面から多数のゲストを招いています。
他のアーティストへのゲスト参加
Lil Tecca はここ最近、他のアーティストへのゲスト参加を通しても精力的に活動を続けてきました。ここではその中の一部をご紹介します。
Internet Money – JLO (feat. Lil Tecca) / Somebody (feat. Lil Tecca & A Boogie wit da Hoodie)
まず初めに触れておかなければならないのは、カリフォルニアを拠点に活動するプロデューサーコレクティブである Internet Money のアルバム『B4 The Storm』への参加です。
Tecca は、アルバムに収録されている楽曲の中で『JLO』と『Somebody』に参加しました。両曲ともに Internet Money の創設者である Taz Taylor と Nick Mira の2人によるプロデュースです。
The Kid LAROI – Diva (feat. Lil Tecca)
Juice WRLD との共演などで徐々に人気を獲得しつつあるオーストラリアのラッパー The Kid LAROI の楽曲への参加です。
The Kid LAROI のメロディアスなフックと Lil Tecca のヘタウマラップがうまく絡み合っています。後半の交互にラップをする掛け合いも、コラボの良さを最大限に引き出しています。
Danny Wolf – Mavericks (feat. Lil Tecca & WAV)
HoodRich Pablo Juan とのコラボテープなどで知られるメキシコ生まれアトランタ育ちのプロデューサー Danny Wolf のミックステープ『Night of the Wolf』に収録されている楽曲です。
Internet Money などによるポップでシンプルなトラックでラップすることが多い Tecca ですが、本曲では不穏で暗い雰囲気のトラックに挑戦しています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。18歳ながらも爆発的な人気を博す18歳のラッパー Lil Tecca についてまとめてきました。自身のプロジェクトはもちろん、他のアーティストへのゲスト参加を含めてこれからさらに活躍が期待される1人ですので、これからも彼の動向を見逃せません。