リリース前に噂されていた Travis Scott や Post Malone、Lil Uzi Vert らとの楽曲や、前述した『Pissy Pamper (Kid Cudi)』に Kid Cudi 本人が参加したアップデートバージョン等は未収録だったため、今後それらを収録したデラックス盤がリリースされる可能性は高いでしょう。
ペンシルベニア州フィラデルフィアのラッパー Lil Uzi Vert によるアルバムです。焦らしの範疇を超えハードルが上がりきっていたにも関わらず、圧倒的なクオリティで全世界を揺るがした作品です。曲中に挟まれているストーリー性のあるスキットや、Working on Dying を筆頭にプロデュースされたサウンドが、アルバムに一貫性をもたらしています。
Stove God Cooks & Roc Marciano – Reasonable Drought
ニューヨーク州シラキュースのラッパー Stove God Cooks が、ベテランプロデューサー Roc Marciano とタッグを組んでリリースしたデビューアルバムです。荒々しくも着実で、覇気のあるラップを聴かせるブーンパップの作品です。Stove God Cooks のラップはもちろんですが、Roc Marciano のトラックにも要注目の一作です。Griselda など現行ブーンパップシーンに興味がある方に特におすすめです。
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G Herbo – PTSD
イリノイ州シカゴのラッパー G Herbo によるアルバムです。シカゴドリルを牽引してきた彼ですが、本作ではギャングスタの強い部分だけでなく、弱みを吐露した楽曲も見られ、彼の人間性が浮かび上がる良作となっています。Lil Durk や Chance the Rapper、Polo G などといったシカゴ勢はもちろん、Lil Uzi Vert や A Boogie、21 Savage などの勢いのある若手の参加にも注目です。
ミシガン州デトロイトのラッパー Big Sean による自身6枚目のアルバム。前作から約3年ぶりのリリースとなる今作では、「音楽への情熱を取り戻した」と語る Big Sean のメンタリティの変化と地元デトロイトへの愛が存分に表現されています。Hit-Boy がエグゼクティブ・プロデュースを担当した今作は、トラップとメロウなR&Bのバランスが程良く取れた傑作に仕上がっています。Dave Chappelle や Erykah Badu、Stevie Wonder ら豪華ゲストによるインタールードも絶品。
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Spillage Village, JID & EARTHGANG – Spilligion
EarthGang、JID、Hollywood JB、Jurdan Bryant、Mereba、6LACK、Benji. らからなるジョージア州アトランタのコレクティブ Spillage Village によるデビューアルバム。ヒップホップ、R&B、ゴスペル、ネオファンクなどを融合させたカオスな作風でありながらも、生音を多用したソウルフルな雰囲気がアルバムに一貫性をもたらしています。パンデミック下で制作されたという今作は、落ち込んだ人々の心を癒してくれるような多幸感溢れる1枚です。
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Benny the Butcher – Burden of Proof
ニューヨーク州バッファローのラッパー Benny the Butcher のセカンドアルバム。Hit-Boy が全曲のプロデュースを担当した今作は、2000年初期のブーンバップを彷彿とさせるソウルフルなビートが印象的な1枚です。Rick Ross や Freddie Gibbs、Lil Wayne らをはじめとする豪華ゲストにも決して主役を譲らない、Benny the Butcher のキレのあるラップが堪能できます。
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Blxst – No Love Lost
カリフォルニア州ロサンゼルスのプロデューサー/シンガー/ラッパー Blxst のソロデビュープロジェクト。2015年から音楽活動を開始し、プロデューサーとして Eric Bellinger や Kalan.FrFr らに楽曲提供を行っていた彼がセルフ・プロデュースで制作した今作は、90年代R&Bと現行ヒップホップの要素を融合させたサウンドと、程良く力の抜けた甘いシンギング・ラップが魅力的な1枚です。
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CJ Fly – RUDEBWOY
ニューヨーク州ブルックリンのラッパー CJ Fly のデビューアルバム。Statik Selektah が全曲のプロデュースを務めた今作は、90年代のブーンバップの影響を色濃く反映させたアルバムとなっており、土臭くグライミーなビートが堪能できます。ハイセンスなライミングはもちろんのこと、詰め込み気味の早口ラップからブーンバップ由来のゆったりとしたフロウ、更にはキャッチーなシンギング・ラップまでこなす CJ Fly の器用さが光る1枚です。
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Lil Baby – My Turn
ジョージア州アトランタのラッパー Lil Baby のセカンドアルバム。緊張感のあるトラップビートを軸に、Lil Baby がスキルフルなラップとエモーショナルなヴォーカルを絶妙なバランスで聴かせます。初期の Lil Wayne を思わせるバウンス調の『Same Thing』や、Three 6 Mafia『Throw Yo Sets in Da Air』をサンプリングした『Gang Signs』など、サウス・ヒップホップへの敬意も感じられる1枚です。
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Boldy James & Sterling Toles – Manger on McNichols
ミシガン州デトロイトのラッパー Boldy James と、同じくデトロイトのプロデューサー Sterling Toles のジョイント・ミックステープ。生音のフルートやサックス、オルガンなどを用いたジャズに、ソウルのサンプリングを組み込んだカオスなプロダクションが印象的な1枚です。Sterling Toles の変幻自在なドラムパターンやベースラインと、Boldy James の淡々としたブレないラップが絶妙にマッチしており、まるでラップの上でトラックが踊っているかのような感覚に陥ります。
Rowdy Rabel は、2014年に Bobby Shmurda をはじめとする GS9 のメンバーと共に共謀罪や銃器の所持によって逮捕されていた。New York State Department of Corrections and Community Supervision によると、彼の保護観察期間は最大で2025年12月まで続く見込みとのこと。
ミュージシャンとして活動していくことを決めた Toosii はノースカロライナ州のローリーに拠点を移し、KingToosii 名義で『Label Me Deserve』や『Hell on Earth』などのミックステープを Spinrilla にて公開します。1作目のミックステープ『Label Me Deserve』には、Chance The Rapper の名曲『Angels』のビートジャックなども収録されています。
A lot of my fans are people who’ve been through things and I make insightful music that gives you that cry you need. You ever had a good pain? Like a pain that hurt, but it don’t really hurt, because it also feels good. I make that kind of music.
You knowing that shit kinda be hard when you, When your loved ones behind that, Them bars, you know, behind that cell 愛する仲間が檻の向こう側の部屋にいるという状況が、どれだけ辛いかわかるよな
All in them walls and shit like that and you can’t do not’in 仲間は壁の向こうにいて、俺は何もしてやれない
That shit hurt そんなの辛すぎるよ
Sitting here on the outside, I could only imagine how you feeling 俺はここに座って、お前が何を感じているかを想像することしかできない
Toosii と同じく South Coast Music Group にサインしているオハイオ州クリーブランドのラッパー DaBaby が、自ら命を絶った兄に捧げてリリースした EP 『Brother’s Keeper』に収録されている一曲です。Jetsonmade による声ネタのループトラックに、二人が詰め込み気味のラップを乗せています。
そして本日、 DJ Akademiks は新たな情報をツイッターにて公開した。以下彼のツイートを引用。
「Carti のファン達にこの情報を届けるために、俺は文字通り魂を売ったよ。今夜 Carti のアルバムはリリースされないけれど、クリスマスにリリースされる予定だ。そして、Kanye West と一緒に Givenchy のデザイナーである Matthew Williams がエグゼクティブプロデューサーを務めているらしい。独占情報だよ。」