月間おすすめアルバム【2021年1月】

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Nyck Caution – Anywhere But Here

ニューヨーク・ブルックリン出身でPro Era所属のラッパーNyck Cautionのデビュー・アルバム。ブーンバップを軸にトラップも取り入れた同作では、Nyck Cautionのスキルフルなラップとエモーショナルなヴォーカルが堪能できます。Joey Bada$$やDenzel Curry、CJ Flyらが参加。


UnoTheActivist – Unoverse

ジョージア州アトランタ出身のラッパーUnoTheActivistの2ndアルバム。シンセサイザーを効かせた浮遊感のあるトラップビートにUnoTheActivistの気怠いマンブルラップが映える1枚です。Mar90s、MDMAが参加。


Jazmine Sullivan – Heaux Tales

ペンシルバニア州フィラデルフィアのシンガーJazmine Sullivanの4thアルバム。トラップの流れも汲んだシンプルなビートの上で、Jazmine Sullivanが愛について力強く歌い上げます。彼女の圧倒的な歌唱力はもちろんのこと、インタールードを通して視点が切り替わる構成も魅力的な1枚です。


Cosmo Pyke – A Piper For Janet

ロンドン・ペッカムのシンガーCosmo PykeのEP。クラシックギターやトランペットなどの生音を用いたジャジーなサウンドとCosmo Pykeのソウルフルなヴォーカルが魅力的な1枚で、わずか4曲という曲数ながらもジャズやソウル、ロック、レゲエなど様々なジャンルのエッセンスが堪能できます。


Chip – Snakes & Ladders

ロンドン・トッテナムのラッパーChipのミックステープ。グライムやドリルビートの上ではタイトなラップを、ダンスホールやアフロビーツの上ではメロディアスなフロウを聴かせるChipの器用さが光る1枚。Dizzee RascalやHeadie One、MoStackらが参加。


Arlo Parks – Collapsed in Sunbeams

ロンドン・ハマースミスのシンガーArlo Parksのデビュー・アルバム。ネオソウルやインディロック、ヒップホップなどの要素をミックスしてポップスに昇華させた次世代のベッドルーム・ミュージックです。彼女が自身の影響源として名前を挙げるFrank Oceanの『Ivy』のカバーも収録されています。

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Written by Riku Hirai