DaBaby が発する騒音に対し近隣住民が苦情を連発

『BLAME IT ON BABY』のリリースも果たし、大きな波に乗り続けているラッパー DaBaby。

ノースカロライナ近郊に2億円越えの豪邸を購入し約一年が経った彼だが、早くも近隣住民からの苦情が相次いでいるようだ。

DaBaby が新居である豪邸に引っ越してから、約1年間の間に地元の警察に寄せられた DaBaby に関する苦情は31件にも登り、鳴り止まない防犯アラームや家庭内の口論の騒音など、苦情の種類は多岐にわたっている。

苦情を受けた DaBaby は、自宅を一周するようにコンクリートの壁を設置したと報道されているが、騒音防止のために設置した壁の建設の際に発生した騒音に対しても苦情が寄せられたようだ。

Kid Cudi がニューアルバム『Man on the Moon III』のリリースをアナウンス

オハイオ州クリーブランドのラッパー Kid Cudi が、ニューアルバム『Man on the Moon III』のリリースをアナウンスした。

Kid Cudi は、彼の人気アルバム『Man on the Moon』シリーズの続編のリリースを告知するトレイラーをソーシャルメディアにて公開した。同アルバムの詳細やリリース日は未だ不明であるが、今年中にリリースされることとなれば、彼にとって実に約4年ぶりのソロ作となる。

Offset が 1350万円分のバーキンを大人買い

Cardi B との離婚が報道されたが、すぐに復縁したりと最近の奇行が目立つジョージア州アトランタのヒップホップトリオ Migos のメンバーである Offset。

Offset は本日インスタグラムにて、超高級ブランドである HERMES での購入品をフレックスすると同時に、ストーリーズでは購入時のレシートを公開した。

レシートの画像によると、Cardi B が使用すると思われるバーキンを含むカバン類を4点購入し、合計金額は $128662 (日本円にして約1350万円)となっている。

今回4点のバックを購入した際に Offset が納めた消費税は $11162 となっており、日本円にすると驚異の117万円にも上った。

Chance the Rapper がバーチャルコンサートを公開

イリノイ州シカゴのラッパー Chance the Rapper が本日、YouTube にてバーチャルコンサートを公開した。

昨年リリースされた最新アルバム『The Big Day』より『Get a Bag』と『Single No More』、ミックステープ『10 Day』に収録された『You Got Me Fucked Up』、Spillage Village によるアルバム『Spilligion』に収録された『Judas』、一昨年リリースされたシングル『65th & Ingleside』の5曲が披露された。

全ての楽曲のコーラスやインストゥルメンタルなどは、今回のバーチャルコンサートのために生音で演奏されている。

Chance The Rapper のバーチャルコンサートはこちらから視聴可能。

Playboi Carti と Iggy Azalea が破局か

今年6月に第一子を出産した Iggy Azalea と Playboi Carti。

‪Playboi Carti と Iggy Azalea の間に第一子が誕生。‬

そんな彼らが、この度破局した可能性が高まった。

昨日私が言いたかったのは、子供を私1人で育てるっていうことと、もう彼とは別れたってことだ

Iggy Azalea は Instagram のストーリーズにてこのように破局を公表した。Playboi Carti はこの件について未だコメントしていないため、更なる続報を待ちたい。

Travis Scott が PlayStation とのコラボレーションを発表

今年9月に McDonald’s とのコラボレーションで世間を騒がせた Travis Scott が、再びビッグなコラボレーションを発表した。

Travis Scott は PlayStation とのコラボレーションを告知するショートムービーを投稿し、PlayStation の公式アカウントも同企画を公認した。

同ムービーでは Cactus Jack と Nike の未発表コラボシューズも確認でき、Cactus Jack、Nike、PlayStation のトリプルネームの「Nike Dunk Low」が発表されることになりそうだ。

UKラップシーンを牽引する若手アーティストたち

ロードラップやグライム、UKドリル、アフロスウィング (アフロバッシュメント)、UKトラップ (トラップウェイブ) など、多様なスタイルで進化を遂げてきたイギリスのラップシーン。近年、本場USシーンとのクロスオーバーが増えてきたこともあり、世界中からますます注目を浴びるUKラップシーンの注目若手アーティストを数名ご紹介します。

1. Octavian

Octavian こと Octavian Oliver Godji はアンゴラ共和国にルーツを持つ、フランスはリール出身の24歳 (’96年生まれ)。父親が亡くなった後、彼はロンドンに移住します。後にラッパーを目指すため退学することとなるのですが、名門ブリットスクールに在籍した経歴を持ちます。Virgil Abloh 手掛ける Louis Vuitton のランウェイを歩いたことでも有名です。

Louis Vuitton 2019 Spring/Summer Collection
Louis Vuitton 2019-20 Autumn/Winter Collection

トラップから R&B、ダンスホールなどを行き来するジャンルレスなスタイルや、卓越したリリシズム、ハスキーな歌声など様々な魅力を持つ彼は、Drake に才能を見出されたことをきっかけに、現在では UKシーンのみならず USシーンでも活躍しています。

Octavian の代表曲

Lightning

2018年リリースのミックステープ『SPACEMAN』収録。人気サッカーゲーム『FIFA 19』のサウンドトラックにも収録され話題となりました。

Bet (feat. Skepta & Michael Phantom)

2019年リリースのミックステープ『Endorphins』収録。洗練されたミニマムなトラップビートと癖になるフロウが印象的な1曲です。

2. Dave

Dave こと David Orobosa Omoregie はサウスロンドンはストリータム出身の21歳 (’98年生まれ)。Stormzy や Lana Del Rey、Pink Floyd など様々なジャンルの音楽を聴いて育ったという彼は、母親からのプレセントをきっかけにピアノを弾くこともできます。彼は2019年リリースのデビューアルバム『PSYCHODRAMA』でマーキュリー賞を受賞するなど、今最も注目されているアーティストの1人です。

Tuesday, 23rd of January, 2018
2018年1月23日火曜日
I’m here with David
私は Dave とここにいる
This is our first session
これが我々の最初のセッションだ
We’re just gonna talk about your background
君のバックグラウンドの話から始めるとしよう
Where you’re from, any issues you’ve been dealing with
君がどこから来たのか、どんな問題に対処してきたのか
So, where should we start?
さあ、どこから始めようか

演劇の枠組みと技法を用いた心理療法を指す『PSYCHODRAMA』というアルバムタイトルの通り、1曲目『Psycho』はセラピストのセリフで始まります。心に不安を抱える彼はまさに同アルバムを通して PSYCHODRAMA を試みているのです。この彼のデビュー作は、コンセプトはもちろんのこと、ストーリー性、トラック、ワードプレイなど全てにおいて申し分のない仕上がりとなっています。

Dave の代表曲

Location (feat. Burna Boy)

ナイジェリアのレゲエ/ダンスホール・シンガー Burna Boy を客演に迎え、ラッパーとして成功してからの生活について歌った1曲。ラッパーお得意のフレックス (自慢) を中心としたありがちな内容ですが、彼は巧妙なワードプレイで魅了します。

Look, money like the alphabet
見ろ、金はアルファベットのようだ
If you wanna see P’s, gotta pass on the ends
金が欲しいなら最後までやり抜かなければならない


※P (Paper, Poundsを指す) は金を表すイギリスのスラング。

「P (金) が欲しいなら最後までやり抜かなければならない」「アルファベットの「P」は「N」(ends を「エヌ」と発音している) を通り越さないと現れない」という2つの意味を掛けたワードプレイ。意味をしっかり通してストーリーを進めつつ、随所にハイレベルなワードプレイを織りまぜるという、彼の類い稀なリリシズムが存分に発揮された作品です。

3. Lancey Fouxx

Lancey Foux (本名不詳) は、イーストロンドンはニューアム出身の24歳 (’95年生まれ)。彼は、Future や Young Thug ら USラッパーからの影響を強く感じさせる、オートチューンを効かせて歌うラップスタイルを得意とします。Playboi Carti のベイビーボイスに近いようなフロウも取り入れており、US と UKのシーンの架け橋的存在に成りうるラッパーです。Travis Scott のニューシングル『FRANCHISE』のリミックスへの参加も噂されており、今後彼の名前を耳にする機会は間違いなく増えるでしょう。

また彼は、A-Cold-Wall* や Astrid Andersen などイギリス発祥のファッションブランドのランウェイモデルを務めるなど、ビジュアル面でも注目されています。

A-Cold-Wall*’s National Gallery (AW18) Collection
Astrid Andersen 2019 Fall Collection

Lancey Foux の代表曲

No Intro

Skepta『I’m There』の一節を引用した「No introduction needed, I’m a genius」というラインから始まる『No Intro』。程良く不思議なトラックと、中盤のダミ声フロウが癖になる1曲です。

India

Playboi Carti『Foreign』のメロディを逆再生したビートを用いた『India』。キャッチーなフロウはもちろんのこと、シンプル且つ真理をついたフックにも注目です。

4. slowthai

slowthai こと Tyron Kaymone Frampton はノーサンプトン出身の24歳 (’94年生まれ)。彼は、3歳の頃に父親が失踪してから、母親と四人の姉妹とともに生活していました。彼には弟もいたのですが、筋ジストロフィーを患いわずか1歳で息を引き取っています。この出来事は彼の人生に大きな影響を及ぼしたといいます。いわゆる労働者階級に属していた slowthai は、大学卒業後一時は働いていましたが、勤め先の売上金を友人らに横流ししたことで解雇されました。高校時代から音楽技術を学び、音楽制作に夢中になっていた彼は、この解雇をきっかけに本格的に音楽活動に取り組むようになります。

UKグライム、UKガラージを軸にしたデビューアルバム『Nothing Great About Britain』では、労働者階級出身の彼の目線から見たイギリス像が描写されており、各方面から高い評価を得ました。

slowthai の代表曲

Inglorious (feat. Skepta)

デビューアルバム『Nothing Great About Britain』収録の『Inglorious』。Stanley Kubrick の名作『時計じかけのオレンジ』をオマージュしたミュージックビデオでも話題となりました。

同ミュージックビデオでは、映画『時計じかけのオレンジ』の「ルドヴィコ療法」(洗脳に近い治療法) の実行シーンを再現しています。この治療を受ける slowthai は「GRATE BRITAIN (素晴らしいイギリス)」というワードを見続けることによって洗脳されるのですが、彼にとっての「GRATE BRITAIN」とは「ルドヴィコ療法のような洗脳を行う者がいない国」であったため、治療を施した人物を殺してしまうという皮肉の効いたストーリーです。

5. Little Simz

Little Simz こと Simbiatu Abisola Abiola Ajikawo はナイジェリアにルーツを持つノースロンドンはイズリントン出身の25歳 (’95年生まれ)。アフロビート、レゲエ、ヒップホップ、UKガラージなど様々なジャンルを聴いて育った彼女は、15歳の頃に初めて自身のミックステープをリリースします。Kendrick Lamar も絶賛するほどの非凡な音楽的才能を兼ね備えた彼女は、ヒップホップからジャズ、ファンク、アフロビート、レゲエ、グライムなど様々なトラックの上でスキルフルなラップを披露します。彼女自身も「自分をフィメールラッパーだと思っていない」と語るように、これまで存在してきた「フィメールラッパー」という括りには収まらない実力の持ち主です。

Little Simz の代表曲

Selfish (feat. Cleo Sol)

最新アルバム『Grey Area』収録の『Selfish』。「Selfish」とは「自分勝手、わがまま」という意味ですが、彼女曰く同曲では「自分を大切に」という意味で用いているそうです。ジャジーなトラックと彼女の表現力が魅力的な1曲です。

Written by Riku Hirai

Lil Bibby が Juice WRLD の次作の存在を明かす

昨年末にドラッグの大量服用にてこの世を去ったイリノイ州シカゴのラッパー Juice WRLD。

彼の遺作となる『Legends Never Die』はすでにヒップホップシーンに大きな衝撃を与えた作品となったが、我々が彼の新曲を聴くことができるチャンスは残されているようだ。

Juice WRLD が所属していたレコードレーベル Grade A Productions を率いるラッパー Lil Bibby が、パパラッチに対し Juice WRLD の次作の制作が進んでいることを明かした動画が The Hollywood Fix のYouTube チャンネルから公開された。

今週のリリース【10月18日〜】

[アルバム]

Ty Dolla $ign – Featuring Ty Dolla $ign

DeJ Loaf – Sell Sole ll

Luh Kel – L.O.V.E.

SL – Different Dude

Xavier Omär – if You Feel…

THEY. – The Amanda Tape

Tech N9ne – FEAR EXODUS

Gorillaz – Song Machine, Season One: Strange Timez

Joyner Lucas – Evolution

Jean Dawson – Pixel Bath

Blacc Zacc – 803 Legend

Comethazine – BAWSKEE 4

Yak Gotti – Gotti Outta Here

Q Da Fool – Dope On A Spoon

YBS Skola – Top Shinner

Dave East – Karma 3 (Deluxe)

[シングル]

Rico Nasty – Don’t Like Me (feat. Gucci Mane & Don Toliver)

Joyner Lucas – Snitch

Lil Yachty – Coffin

Lil Gotit – Tellin Ya (feat. Lil PJ)

Flip Dinero & A Boogie wit da Hoodie – No No No

NoCap – I Can’t

Jeezy – Back (feat. Yo Gotti)

YSN Flow – Want Beef? 3.0

Lil Tracy – Chrome Hearts Line

Saweetie – Back to the Streets (feat. Jhené Aiko)

Ne-Yo – U 2 Luv (Remix) [feat. Jeremih, Queen Naija & Lil Durk]

Toosii – Met in LA

Jackboy – Aggy (feat. Tyga)

StaySolidRocky – Demons

The Kid Laroi – So Done