Armani Caesar (アルマーニ・シーザー) は、ニューヨーク州バッファロー出身のラッパーです。2006年にバッファローのヴィジュアル / パフォーミングアート学校を卒業したのち、ノース・カロライナ・セントラル大学にて学業に励んでいました。
彼女は2011年に Buff City Records よりファーストミックステープ『Hand Bag Addict』をリリース後、2015年には『Caesar’s Palace』、2018年には『Pretty Girls Get Played Too』とコンスタントにスタジオアルバムのリリースを行ってきました。
ではなぜ、10年ものキャリアをもつ彼女を今回の記事に取り上げさせて頂いたのかというと、その理由は彼女のキャリアの躍進ぶりにあります。Armani Caesar は、ニューヨーク州バッファローのラップコレクティブ / レーベルである Griselda Records への加入を果たしたのです。
Griselda への加入後、4枚目のスタジオアルバムである『THE LIZ』をリリースしたことで、かなり大きな話題となりました。Conway the Machine や Westside Gunn、Benny the Butcher はもちろんのこと、プロダクションには DJ Premier や JR Swiftz、Danny Laflare などが参加しており、Griselda らしい作品に仕上がっています。
2. Rubi Rose
Rubi Rose (ルビ・ローズ) はケンタッキー州レキシントン出身のラッパー / モデルで、現在はジョージア州アトランタに拠点を移して活動しています。2019年の9月にリリースしたシングル『Big Mouth』がバイラルヒットを起こし、一躍有名になりました。
2つ目は、Cardi B と Megan Thee Stallion による楽曲『WAP』の MV への出演です。Kylie Jenner や Normani、ROSALÍA などの豪華ゲストに混ざって Rubi Rose もカメオ出演を果たしています。
このまま、プロジェクトをリリースしないまま2020年を終えてしまうと思われていた矢先に、急遽デビューミックステープ『For The Streets』をリリースします。8曲入りの比較的コンパクトなミックステープには、Cardi B によるスキットが挿入されたことや、Future と PARTYNEXTDOOR がゲスト参加したことでも話題を呼びました。本業であるラッパーとしても2020年を見事に締めくくったと言えるでしょう。
現時点では、ミックステープやアルバムなどというまとまった単位のプロジェクトをリリースしていない彼女ですが、UKドリルの重鎮である Headie One のアルバムへの参加、S1mba のヒット曲『Rover』のリミックスバージョンへの参加など、イギリスのヒップホップシーンにおいて名を轟かせ始めています。