Gunna が Young Thug の誕生日に約1000万円の現金を送る

YSL Records に所属するラッパー Gunna が、先日8月16日に29歳の誕生日を迎えた Young Thug に目を疑うような誕生日プレゼントを送ったことが話題となっている。

なんと Gunna は Young Thug に誕生日ケーキを模した約1000万円の現金をプレゼントとして送ったのである。

https://twitter.com/youngstonerlife/status/1294928701352808448?s=21

Gunna の誕生日の際には、Young Thug が彼に約3000万円のロールスロイスを 送ったことで話題となっていたが、やはりこのレベルの大物ラッパーともなると、誕生日プレゼントの交換ですらかなり大掛かりなものとなるようだ。

Internet Money によるニューアルバム『B4THESTORM』の全貌が明かされる

Taz Taylor によって創設された、フロリダ・ジャクソンビルを拠点としたレコードレーベルである Internet Money。

先日、アップカミングなプロジェクトの先行シングルとされる楽曲『Lemonade』を、Gunna や Don Toliver、NAV の3人を迎えてリリースしたことで話題となったばかりだが、日本時間の15日深夜にニューアルバムの全貌が明らかとなった。

アルバムタイトルは『B4THESTORM』(嵐の前)とされており、イラストレーターである ZAN によってデザインされた遊園地をモチーフにしたアルバムカバーには Lil Tecca や Trippie Redd、Don Toliver らの姿が確認できる。

アルバムタイトル、カバーと共にトラックリストも既に公開されており、Internet Money と親交のある Lil Tecca や Trippie Redd をはじめとする23名のラッパーが参加している。

Young Thug が Bobby Shmurda らとの共演願望を明かす

ジョージア州アトランタのラッパー Young Thug が、昨日保釈を噂されたばかりの NY・ブルックリンのラッパー Bobby Shmurda や、同じく現在もなお刑務所に収監されている Rowdy Rebal らとの共演願望をインスタグラムにて明かした。

Bobby Shmurda と Rowdy Rebel のツーショットを、以下ようなキャプションとともに投稿した。

彼らが自由になったら、必ず彼らと共演したい。

リアルな奴ってのは、未だに地球上にいるものだ。

リアルであり続けるためには、見返りなんて求めないけど、今回はリアルでありながら評価もされるだろう。

Bobby Shmurda は近日中の保釈が噂されており、Rowdy Rebel は今年の12月の保釈が予定されていることから、彼らのコラボレーションはそう遠くないのかもしれない。

中華トラップビート – ヒップホップシーンで異彩を放つ怪ビートたち

ビデオゲームのBGMのようなピコピコトラック、Playboi Carti や Lil Uzi Vert らが得意とする浮遊感のあるトラック、極端に音数が少なくバスドラムが響く重低音トラックなど。トラップミュージックが急速に人気を博して数年たった今、数々のプロデューサーたちが多種多様なトラックを生み出し続けています。

その中でも、ここ数年のヒップホップシーンにおいて一際異彩を放ちながらも、数々のラッパーたちによって使用されているのが「中華トラップビート」です。「中華トラップビート」とは、民族楽器などの独特な音色によるメロディーを主軸として構成されている、中国的なビートのことです。

三弦のような弦楽器や、笙と呼ばれる中国の管楽器などの音色が用いられることが多く、再生ボタンを押した瞬間に中国の繁華街を歩いている気分にさせてくれます。今回は、数あるトラップビートのジャンルの中から、この「中華トラップビート」が用いられている楽曲についてご紹介していこうとおもいます。

流行の発端

中国的な雰囲気を感じられるトラックは、随分前からちらほらと見受けられましたが、やはり流行の発端となったのは、中国出身のヒップホップグループである Higher Brothers の『Made In China』ではないでしょうか。彼らは、中国でヒップホップシーンが盛んになり始めたタイミングで、チャイニーズラップらしい中華ビートを採用した楽曲をリリースしました。Future や Young Thug などとの共演で有名なプロデューサー Richie Souf による中華トラックに加え、シカゴのラッパー である Famous Dex をゲストに招いたことで、チャイニーズスタイルのトラップミュージックが瞬く間に全世界に広がりました。

中国のヒップホップシーンはもちろんのこと、海外からの注目も集めることに成功した彼らは、のちにリリースしたアルバムに ScHoolboy Q や J.I.D、KOHH などを招くことで、さらなる知名度を獲得していきます。そのなかでも、Ski Mask The Slump God と Denzel Curry を招いた楽曲『One Punch Man』は、Ronny J による中華ビートの上で中国語と英語が混同した勢いのあるラップが話題を呼びました。

MV も少林寺拳法をテーマにしたものとなっており、彼らの武器であるチャイニーズラップの独特なスタイルを全面に押し出しています。もちろん、中国的なトラックが流行した要因が100%彼らにあるとは言い難いですが、アジア圏の文化がクールであるという認知を世界中にもたらした点では、間違いなく彼らの存在は大きいのではないかと思われます。

USヒップホップシーンでの事例

本章では、ここ数年でアメリカのヒップホップシーンでもよく耳にするようになった中華トラップビートを採用した楽曲の中から、重要なものを取り上げてご紹介していきます。まずは、ご存知の方も多いと思われるこちらの楽曲から。

Young Thug 率いる Young Stoner Life Records に所属するラッパー Gunna のデビューアルバム『Drip or Drown 2』に収録されている『Who You Foolin』という楽曲です。Wheezy による高級中華料理店のBGMのような中華トラップビートに、Gunna がしっとりと哀愁のあるラップを載せています。

ちなみに、Wheezy がサンプリングしたのは、中国の人気歌手である Tong Li の『童麗』という楽曲です。メロディはそのまま使用されており、Wheezy はドラムスを重ねただけです。しかし、今となっては原曲のYouTube のコメント欄には「Gunna から」「Gunna が俺をここに導いてくれた」など、Gunna リスナーによるコメントしか見当たりません。

ビートこそ中国的ですが、『ギャングスタだって、たまにはハグが必要なんだ』『リアルであれ。ストリートはお前を愛してくれないぜ。』などと切れ味のあるソリッドなラップを披露しており、内容とトラックのミスマッチ感が楽曲をより一層興味深いものにしています。

先ほど『Who You Foolin』が Wheezy によるプロデユースとご紹介いたしましたが、Wheezy は上質な中華トラップビートを制作することに定評があります。最近では、Iann Dior のニュープロジェクト『I’m Gone』に収録され、Lil Baby をゲストに招いた楽曲『Prospect』も、Wheezy にる中華ビートが採用されており、こちらも『Who You Foolin』に似た雰囲気を感じることができます。

次にご紹介するのは、Setitoff83 というノースカロライナのラッパーによる楽曲です。彼は、Rich The Kid が率いるレコードレーベル Rich Forever に所属するヒップホップトリオ 83 Babies のメンバーで、Stunna 4 Vegas などのような勢いのあるオフビート気味のラップを得意とするラッパーです。

中国雑技団の舞台を連想するようなユニークな音色のメロディループが特徴的な一曲です。レコードレーベルのボスである Rich the Kid をゲストに呼んでおり、彼らしいオフビートなスタイルを味わえます。

三弦などの弦楽器の音色をトラックに使用、またはサンプリングすることで中国的な雰囲気を醸し出すパターンが「中華トラップビート」では王道なようです。それでは、弦楽器以外の音色やサウンドを採用した中華ビートの事例についてもみてみましょう。

Polo G の最新作『THE GOAT』に収録されている『Chinatown』という楽曲です。こちらの楽曲に関しては、タイトルから察しがつく通り、もちろん中華ビートが採用されています。チャイナタウンというだけあって、特定の楽器によるメロディラインというよりは、チャイナタウンの街の喧騒のようなサウンドにドラムスを重ねた怪ビートとなっています。

今回のテーマである「中華トラップビート」からは少し外れてしまいますが、一曲だけ他ジャンルからも中華風のものをご紹介いたします。

皆さんご存知の Justin Bieber が2014年にリリースしたアルバム『Purpose』に収録されている『Hit the Ground』という楽曲です。同アルバムには、Travis Scott や Nas、Big Sean などがクレジットされていることもあり、今回の趣旨から大きく逸脱してしまうわけではないので、ご紹介させていただきます。

ダブ・ステップというジャンルを得意とし、ダンスミュージックシーンを牽引し続けているアーティスト Skrillex などによってプロデュースされた一曲で、フックにあたるメロディーバースに中国的なエッセンスが加えられています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は、近年のヒップホップシーンにおいて異彩を放つ『中華トラップビート』に焦点を当てて、その多様性や成り立ちについて考察してきました。今回ご紹介できた楽曲以外にも、中華ビートに該当するものはたくさんありますので、皆さんも中華トラップビートを探してみてはいかがでしょうか。

written by whoiskosuke

6ix9ine がファンとの交流会を開催

先日、無事に保護観察期間を終え、ついに自由の身となった 6ix9ine こと Tekashi69。

スニッチ(裏切り)行為によって、所属していたギャングコミュニティからの反感を買い、安易に公共の場で出歩くことが難しいと考えられていた彼だったが、本日ニューヨークの街中にてファンとの交流会を行なっている様子をインスタグラムにて公開した。

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I heard New York was dangerous smh

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インスタグラムには、テントや椅子が用意された特設のブースを設営し、ファン一人一人に丁寧なファンサービスを行う Tekashi69 の様子が「ニューヨークは危ないって聞いたんだけどなぁ」という煽りとも取れるキャプションと共に公開されている。

小さな子供からお年寄りまで老若男女との交流を果たしており、さらにミートアップに訪れたファンたちにお金を配っている様子も確認できる。

久方ぶりにファンとの交流を楽しんだ Tekashi69 だったが、依然として大勢のボディーガードに囲まれており、余裕気な表情の奥には緊張感も感じられる。

Migos のメンバー Takeoff が女性に対する性的暴力で提訴される

ジョージア州アトランタを拠点とするヒップホップトリオ Migos のメンバーである Takeoff が女性に対して性的な暴行を加えたとし、被害者とされる女性によって提訴された。

Takeoff

被害者とされる女性は、6月22日にロサンゼルスにて行われた DJ Durel によるパーティーにて、パーティーに到着してから Takeoff からの視線を長時間によって感じていたこと、さらに Takeoff にマリファナを勧められたが断っていたことを明かした。

パーティー会場の上層階に位置していたベッドルームに移動した彼女だったが、Takeoff も同じベッドルームに移動し、女性が望まないことを主張しているにもかかわらず、Takeoff は半ば強制的に性的な行為に及んだという。

女性による証言の真偽はいまだに証明されていないが、女性の身体に性的な暴力を受けた痕が残っていると主張している。

42 Dugg が2ヶ月の逃亡の末、昨日逮捕されていたことが発覚

6月にアルバム『Young & Turnt Vol. 2』の Deluxe 盤をリリースしたミシガン州デトロイトのラッパー 42 Dugg。

42 Dugg

そんな彼が、6月5日にレンタルしたシボレーに乗りながら一時停止の標識を無視し、警察に止められたにも関わらず、事件から現在までの約2ヶ月の間逃亡を続けていたことが明らかとなった。

逃亡を続けていた彼だったが、一昨日である8月3日にミシガン州の郊外であるオークランド郡にて逮捕されたようだ。

一時は同郡の刑務所である Oakland County Jail に収容されていた 42 Dugg。収容者の情報を閲覧できる政府によるウェブページによると、$20,000(日本円で約210万円)の保釈金を支払い、現地時間で8月4日の午後5時55分に既に釈放されていることが分かった。

シカゴのラッパー FBG Duck が銃撃を受け死去

イリノイ州シカゴ出身で、21 Savage などとの共演でも知られる若手ラッパーの FBG Duck が、銃撃を受け逝去した。

ヒット曲『Slide』にて共演した 21 Savage と FBG Duck

FBG Duck こと Carlton D Weekly は4日の午後4時40分頃、ホームタウンであるシカゴの繁華街で買い物をしていた際、何者かによる車内からの銃撃を受け、病院に運ばれたのちに息を引き取った。26歳という若さだった。

Young Dolph がニューアルバムをアナウンス、同時にランボルギーニのプレゼント企画を開催

テネシー州メンフィスのラッパー Young Dolph が約二年ぶりとなるソロプロジェクト『Rich Slave』のリリースをアナウンスした。

当プロジェクトは、7月14日の金曜日にリリースされる予定であり、先行で公開されていたシングル『Blue Diamonds』と Megan Thee Stallion をゲストに招いた『RNB』の二曲とともにプレリリースが開始されている。

また、Young Dolph は今回のプロジェクトのプロモーションの一環として、カバーアートにも登場している青とオレンジ色にラッピングカスタムされたランボルギーニのプレゼント企画を開催している。

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ランボルギーニのエンブレムをオマージュした『Rich Slave』のマーチャンタイズを購入することで、プレゼント企画に参加できる仕組みとなっている。

マーチャンタイズの購入、ランボルギーニのプレゼント企画への参加はこちらのリンクから。

https://store.youngdolph.com/

今週のリリース【8月2日〜】

[アルバム]

DaBaby – BLAME IT ON BABY (Deluxe)

Lil Keed – Trapped on Cleveland 3

Aminé – Limbo 

NLE Choppa – Top Shotta

Rod Wave – Pray 4 Love (Deluxe)

Zaytoven – Pack Just Landed, Vol. 2

GASHI – 1984

DC The Don – Come as You Are

Glass Animals – Dreamland

Tkay Maidza – Last Year Was Weird, Vol. 2

Victoria Monét – Jaguar

Jacob Latimore – Leo Season

DUCKWRTH – SuperGood

YN Jay – Coochie Land

Sunny 2point0 – Been Boomin

Anderson .Paak – Lockdown (EP)

[シングル]

The Weeknd & Juice WRLD – Smile

2 Chainz & Lil Wayne – Money Maker

Cardi B – WAP (feat. Megan Thee Stallion)

6ix9ine – PUNANI

Doja Cat – Freak

Kali Uchis & Rico Nasty – Aquí Yo Mando

Machine Gun Kelly – concert for aliens

Machine Gun Kelly – my ex’s best friend (feat. black bear)

Young M.A – Big Steppa

Smoke DZA – Hibachi (feat. Flipp Dinero & Jadakiss)

Joji & Diplo – Daylight

Quando Rondo – My Life Story

Armani Caesar – Simply Done (feat. Benny the Butcher)

645AR – Sum Bout U (feat. FKA twigs)

King Von – All These N**gas (feat. Lil Durk)

D-Block Europe – We Won

Flatbush Zombies – Afterlife